1953-06-18 第16回国会 参議院 本会議 第12号
なお金融政策につきましては、通貨価値の安定を確保することを基本方針として運営いたすつもりでございまして、財政収支の状況等と睨み合せまして、資本蓄積方策の強化、或いは日本銀行を通ずる信用政策等、適切な運用によりまして、インフレを来たさざるよう万全の措置を講ずる所存でございます。
なお金融政策につきましては、通貨価値の安定を確保することを基本方針として運営いたすつもりでございまして、財政収支の状況等と睨み合せまして、資本蓄積方策の強化、或いは日本銀行を通ずる信用政策等、適切な運用によりまして、インフレを来たさざるよう万全の措置を講ずる所存でございます。
今後財政と金融の調整が一層必要ということはお説の通りでございまして、金融面においては資本蓄積方策の強化、日本銀行を通じての信用政策の運営等によつて、資金の吸収とその効率的使用に努めることといたしたいと思つておりますが、一概に貸出の引締めを行うような考えはございません。
今日、金融はある程度その弾力性を回復して来ておりまして、この基礎の上に立つて資本蓄積方策の強化、また日本銀行を通ずる信用政策の弾力的運営等により総合的な資金の調整に努力して行きますので、インフレの懸念はございません。資金の国家的規制を加える方策のようなことは必要はないと存じております。(拍手) 〔国務大臣岡崎勝男君登壇〕
経済の回復と通貨の安定に伴い、金融が漸次正常化の途を辿り、或る程度その弾力性を回復して来た今日、この基盤の上に立つて、資本蓄積方策の強化、日本銀行を通ずる信用政策の弾力的運営等により、財政及び金融を通じて総合的な資金の調整に一層努力する所存であります。かくして通貨の安定と経済の円滑な循環を確保して参りたいと存じます。
経済の回復と通貨の安定に伴い、金融が漸次正常化の道をたどり、ある程度その弾力性を回復して来た今日、この基盤の上に立つて、資本蓄積方策の強化、日本銀行を通ずる信用政策の弾力的運営等により、財政及び金融を通じて総合的な資金の調整に一層努力する所存であります。かくして通貨の安定と経済の円滑な循環を確保して参りたいと存じます。
また、もしそういう事柄についての積極的な資本蓄積方策というものをお持ちであつたならば、この機会にひとつ教えていただきたい。
その第一は、この補正予算案編成の基礎となりました我が国経済の現状と見通しに対する認識が、独断的で、全く間違つていることであります、即ち我が国経済の現状は、インフレの一挙政策の措置と強制的な資本蓄積方策とによつてデフレーシヨンの状態を呈していることは明らかなんであります。
即ち我が国経済の現状は、インフレの一挙收束の措置と強制的な資本蓄積方策とによつてデフレーシヨンの状態を呈しておることは明らかなんであります。これはインフレ処理が通貨面の安定、マネタリー・スタビリゼーシヨンに重点が置かれ、これに対して経済政策、エコノミツク・プランニングが裏付けられていないで、むしろ逆に経済統制を撤廃して自由放任経済に移行する政策を採つておることから生ずる当然の結果なんであります。